今回は粉ミルクを作るのにそのままの水道水を使わない理由と、夜間のミルクをスムーズに作る為の時短テクニックなどを紹介していきます。
寝れない時間を少しでも減らして快適な育児に役立てて貰えれば嬉しいです。
水道水をそのまま使わない理由

日本の水道水は安全と言われ、世界的にみても水道水をそのまま飲料として使える国は少ないですが
「そのまま飲みたい?」
「赤ちゃんに飲ませたい?」
と聞かれれば答えはNOです。
目に見える水道水のゴミ

水道水の水をそのまま使わない理由の1つ目は「水道水に含まれる小さなゴミ」です。
キッチンの蛇口に付いているキャップを掃除したことがある方なら分かると思いますが、結構ゴミが溜まります。
百聞は一見にしかずなので簡易型の浄水フィルターの新品(左)と2ヶ月後(右)を見てください。

小さな粒子が中央のフィルターに付着して黒くなっているのが分かります。
残留塩素などの目に見えない物質
2つ目の理由は消毒のため使用される塩素です。
その塩素が水と科学反応を起こすことでトリハロメタンなどが発生します。
厳しい基準値があるとはいえ塩素は赤ちゃんの胃腸には負担になることが知られていますし、基準値を超えるトリハロメタンには発がん性が確認されています。
お湯を沸かしたら塩素も無くなるから浄水器は不要なのでは?と考える方もいると思います。
ですが残留塩素などを揮発させて取り除こうとした場合、沸騰した状態で10分加熱する必要があるので毎日何回もお湯を沸かすのは現実的ではありません。
水道水に含まれる小さなゴミや残留塩素などを取り除くために、簡易のものでも浄水器は使うようにしてあげてください。
そもそも水道水は安全なのか?浄水器よりもウォーターサーバーがオススメの理由が気になる方はこちらの記事も御覧ください。
粉ミルクに沸騰したお湯を使う理由
粉ミルクを作るのにお湯を使う主な理由は殺菌です。
ミルク関連で注意すべきなのはサカザキ菌やサルモネラ菌です。
特に怖いのはサカザキ菌でミルクの製造環境に多く存在していて、粉ミルク中にも混入する事があるそうです。
厚生労働省の調査では日本の粉ミルクに含まれるサカザキ菌は少ないそうですが、乳幼児が罹患した場合、重篤な状態になるケースもあるようなので、必ず菌が死滅する70度以上のお湯を使いましょう。
時短で粉ミルクを作って夜間の授乳をスムーズにする方法
- 夜中に赤ちゃんの泣き声は近所迷惑にならないか心配
- パートナーを起こしてしまう
- 泣く時間が長いと再入眠まで時間がかかる
などの理由からできるだけ早く楽にミルクをあげたいですよね。
結論からお話するとウォーターサーバーを利用する方法が一番早いのですが、使わずに時短する方法から解説していきます。
電気ケトルを使って湯沸かし
鍋やヤカンで沸かすのは時間がかかるので電気ケトルを使用します。
速度重視で選ぶならタイガーです。
蒸気レスタイプのタイガーのケトルは140mlを45秒で沸かす高性能で、転倒してもお湯が出ないので火傷防止にも最適です。
次に沸かしながら哺乳瓶と粉ミルクを用意します。
ミルクストッカーを使って必要量を準備しておく
夜中に赤ちゃんを抱きかかえながら軽量スプーンで軽量するのは大変です。
ストッカーなどを使って予め準備しておくと片手でもスムーズに作れます。
可能であれば、同じサイズの哺乳瓶を2,3個買っておいて計量した粉ミルクを入れておきましょう。ストッカーから哺乳瓶に移し替える手間も減るので更に楽に作れます。
ミルクストッカーは100均やドラッグストアなどでも購入できます。
湯冷ましを用意しておく
事前にケトルなどで沸騰させたお湯を冷ましてからボトルに注いで冷蔵庫で冷やしておきます。
粉ミルクを入れた哺乳瓶にお湯を2/3ほど入れて、殺菌のためお湯が飛び出ない程度にクルクルと振って熱を行き渡らせます。
そこに湯冷ましを1/3ほど入れて人肌の温度にして完成です。
まだ少し熱いようなら哺乳瓶に流水を当てて瓶の熱を下げて、クルクル振ってミルクの温度を下げてください。
完成量まで熱湯を注いで哺乳瓶を冷やすよりも早く適正な温度に冷やすことができます。
我が家ではブレンダーボトルを使っていますが、熱湯にも対応可能で片手で開閉できるので重宝しています。
魔法瓶でお湯を保温しておく
夜中に2回以上起きる子の場合は 毎回お湯を沸かすのも手間です。
毎回沸かすよりも就寝前に沸かしたお湯を保温性のある水筒に入れておいて使用するほうがすぐに使えます。
象印、タイガー、サーモスなどありますが、こちらもワンタッチで開閉できるタイプがオススメです。
沸騰したお湯を入れて6時間くらいは70度以上を保てるので、ミルクの時間をまたぐ外出時や夜中に2回以上ミルクを作るならオススメです。

使わなかった白湯は翌朝ママが飲んでます。
ウォーターサーバーを使って深夜のミルク対応寝不足解消
ケトルや魔法瓶、ストッカーを使うことで時短できますが、ウォーターサーバーを使うことでもっと手軽に時短する事ができます。
深夜のミルク対応は長引くと、飲む量が少なくて寝落ちして2時間後にお腹が空いて泣き始めるなんてケースも多いです。
できるだけスムーズに終わらせて眠りたいですよね。
レンタル料金がかかりますが、卒乳までの期間が長いことやその後の離乳食の事などを考えるとメリットも多いので使ってみる価値は十分にあります。
ウォーターサーバーで粉ミルクを作るメリット


夜間のミルク作りをスムーズに行えるのはもちろん、就寝前の準備や温度管理などを減らして快適に過ごせるようになります。
ウォーターサーバーを導入することで得られるメリットについて紹介していきます。
お湯の温度が一定でいつでも使える
ウォーターサーバーのお湯の温度は75度〜85度(再沸騰機能付きは90度)と殺菌に十分なお湯が必要な時に使えます。
就寝前や出かける前にバタバタとお湯を沸かす準備をしなくても良いので快適に過ごせます。
保温水筒は時間の経過とともにお湯の温度が下がるので70度を下回っていないか心配する必要がありますが、ウォーターサーバーならお湯の温度が一定なのでいつでも安心して使えます。
浄水器が不要できれいな水が使える


ウォーターサーバーはボトル詰めされた水が届くタイプや水道水を高機能フィルターで濾過するタイプがあります。
ボトル詰めされるタイプはボトルに詰められる際に濾過殺菌され、水道水を使うタイプは高性能フィルターでその場で濾過殺菌します。
浄水器の代わりに使うことができ、温水、冷水をすぐに使うことができるので高性能です。
湯冷ましを準備しなくても良い
いつでもきれいな冷水が使えるので湯冷ましの作り忘れを防げます。
また湯冷ましを入れておくボトルの洗浄をする手間も、作り直しもしなくて良いので楽です。



小さいことだけど毎日の事なので結構大変。自動化できる小さな家事は無くしていくのが吉。
使用期間が長く生活の質が上がる
卒乳の時期は赤ちゃんによって差があるものの、平均すると1歳半〜2歳までの間に離乳食へ移行するようです。
ミルクは長期的かつ習慣的に作るものなので、できるだけ効率的に作れるようにしておいたほうが、精神的にも楽になります。
また、夜間のミルクをパートナーと交代で対応したり、寝込んでしまったりした場合でも、ウォーターサーバーがあれば粉ミルクを入れてコックをひねるだけで誰でも簡単にミルクが作れます。
ミルクを作るための浄水器のフィルター交換費用、電気ケトルなどの購入費用などを考えるとウォーターサーバーを導入するハードルもかなり低くなると思います。
ウォーターサーバーは災害時にも役立つ?
水の備蓄や定期的にストックを買い換えるのが面倒な方にはオススメです。
消費期限の早いものから使って新しい物をストックするローリングストックが自動化できるので、常に数ケース新しい水を手元に備蓄しておくことができます。
ただし、この備蓄をメインの目的にするためにはボトルが定期的に届くタイプのウォーターサーバーが必要になります。
個人的には水道水補充式のウォーターサーバーを使いながらペットボトルで水備蓄でも全然良いと思います。
それよりも低電力でも動かせる家電というのが魅力です。
最近では大地震や長期的な停電などの備えからボータブル電源(バッテリーのようなもの)を準備している家庭も増えています。
ポータブル電源はキャンプや車中泊を快適にするためのアイテムとしても人気があります。
ポータブル電源は対応するW数が大きくなると価格が高くなり、安価なものだと電気ケトルのような出力が1000〜1300必要な物は使うことができません。
ウォーターサーバーは350wと必要なw数が低いのでお湯を使うことができ、ポータブル電源で電気やガスが使えないような災害状況に備える方には強い味方です。



災害時にもミルクを作れるのは心強いね。
子育て世代におすすめのウォーターサーバー
ウォーターサーバーといえば水のタンクが上に乗っている姿をイメージする方も多いと思いますが、最近では水道水を利用するタイプなどバリエーションが様々です。
ミルク作りに適した厳選した2つのタイプのウォーターサーバーを紹介します。
ボトル式なら「プレミアムウォーター」


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粉ミルクや離乳食作りに適した子育て世帯にオススメのウォーターサーバーです。
月々3283円で利用でき、子育て世帯に限りサーバー設置を無料で行ってくれます。
- 5歳以下の子供がいる家庭は安くなる
- お湯の温度は83度(再加熱90度)と安心
- お湯は3秒長押しロック解除で安心
- チャイルドロックでいたずら防止
- 下置きボトルで交換が楽
使われている天然水のミネラルも基準値以下で赤ちゃんのミルクにも使える軟水で、料金も子育て家庭のプランを利用すると他社よりも断然リーズナブルに利用できます。
ボトル式のウォーターサーバーの中では小さい子がいる家庭向きに機能が設計されていたり、5歳以下の子供がいる家庭は試用期間中はずっと割引価格になったりと人気No.1のウォーターサーバーです。
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水道水給水式なら「every frecious」


木南晴夏さんがイメージキャラクターのevery frecious
水道水を給水するタイプはボトル式のように入れ替えたりの重労働や、ボトルを追加注文したり余らせたりを気にせず定額で使えるのが魅力です。
- 水道水補充式で工事不要
- 半年に1回のフィルター交換でメンテ不要
- ボトルが邪魔にならない
- トータルコストが抑えられる
- 小型で置き場所を選べる
ボトルの受け取りや交換が不要な反面、水が減ったら補充する必要があります。
フレシャスのウォーターサーバーはパック式のウォーターサーバーも取り扱っています。
月々3,300円で使え、天然水にこだわらない、毎月届くボトルが煩わしい、可能な限りシンプルにサーバーを使いたい方には水道水補充式サーバーがオススメです。
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まとめ


今回は粉ミルクを安全に早く作る方法を解説してきました。
残留塩素などを取り除くフィルターを使用して、殺菌処理できる温度のお湯でミルクを作りましょう。
夜間のミルク作りは大変で、時短することには結構メリットが多いです。
- 再入眠までの時間が短縮できる
- パートナーの睡眠を確保できる
- 泣き声での近所トラブルを回避できる
ミルクを作る作業は最低でも1年半〜2年、下の子が生まれたら更に長期間作る事になるので、ウォーターサーバーでストレスを少なく時短で作れるようにしておくのがおすすめです。
この記事が子育てママさんの安眠と快適な子育てライフに役にたちますように。