室内で使える鉄棒を買おうか考えているけど、思い通りの物が見つからない。
- 市販のものは高い
- 大きくて重いし邪魔になりそう
- 使わなかったらどうしよう
そんな悩みありませんか?
そこで今日は「もっとコンパクトでコスパの良い幼児向け鉄棒」を自作する方法を2つ紹介します。
市販の室内鉄棒との違いは?
とある市販の子供用室内鉄棒の基本情報はこんな感じでした。
- 90cm〜130cmの高さ調節が可能で大きい子を対象にしている
- 設置するのに必要なスペースが150cm×110cm
- 折りたたみ時で幅40cm
- 重さ9kg
- 価格6000円〜15000円
けっこう大きめなんだね。
そうそう、どうしてもスペースを必要としてしまうので買うかどうか迷ってしまうよね。
今回紹介する2種類の手作り室内鉄棒は市販のものに比べてコンパクトで安いよ。
- 高さ約65cm×約(50cm×70cm)
- 重量2kg〜7kg
- 価格2,547円〜3,768円
- 耐久性に優れている
- 鉄棒パイプと同じ太さ
大人が使用したりしなければ、子供の体重にも対応してくれます。
それではさっそく、自作の室内鉄棒の作り方を2種類紹介していきます。
子ども用イレクターパイプ室内鉄棒
イレクターを使うメリット
イレクターパイプは㈱矢崎加工さんの商品で、金属のパイプに樹脂加工がされたものです。
- 総重量2kgで軽量
- 土台を必要としない
- 高さなどを好みに変えられる
- 低コスト
- 入手がしやすい
- 丈夫で長持ち
ホームセンターなどで安く購入できる上に軽くて丈夫、力が必要ないので女性でも取扱いがしやすい。
パイプカッターを使えば好みの高さに作ることも可能です。
他にも脚の部分を取り外せるようにネジ式のパーツを使うことで、狭い隙間にも収納できるので便利です。
イレクターは汎用性が高く色々な使い方が可能で、アイデア次第で色々作れるのが特徴です。
イレクターパイプの場合の耐久重量(一箇所に重さが集中した時の限界)です。
450mm | 90kg |
900mm | 35kg |
今回手作りする鉄棒では2種類とも60cmのサイズを使用しています。
60cm(600mm)のデータはありませんでしたが50kgぐらいは問題なさそうです。
イレクターを使うデメリット
- 見た目の塩ビパイプ感がある
- 公式では人の体重がかかる場所の使用は推奨されていない
材質が鉄っぽくは無いので塩ビパイプ感が多少あります。
ですが樹脂でコーティングされているので金属そのままよりも熱が伝わりにくく手が冷たくなったりしません。
材料と価格
- イレクター60cm 278円×5本
- L字ジョイント 128円×2個
- T字ジョイント 178円×2個
- キャップ 48円×4個
- 接着液 348円×1
合計2,547円になりました。
価格が安く、作業量も少ないので手軽に作れます。
作り方
60cmパイプ3本をL型ジョイントで繋ぎ接着液で固定します。
接着液を付属のスポイトでパイプの継ぎ目に流し込みます。
平行になるように平坦な場所に置いて乾くのを待ちましょう。(5分くらい)
60cmのパーツ2本の中央にT字のジョイントを取り付けます。
組み立てたり外したりする場合は接着しません。
接着しておいた方がぐらつきにくくなるよ。
STEP1で作ったものに左右の脚が平行になるように調節します。
(大体幅62cmになります)これを接着して完成です。
クッションマットやラグの上で使用することができるので、手が滑ったりしても安心です。
作業も楽だし接着剤も早く乾くけど、接着剤は有機溶剤が含まれているので、床などにつかないように気をつけて換気をしっかりして作業しよう。
子ども用アンティークパイプ室内鉄棒
アンティークパイプを使用するメリット
- インテリアにも馴染みやすいのが特徴、ナチュラル系のインテリアと調和しやすい。
- 木材の板に取り付けるので安定感がある
アンティークパイプを使用するデメリット
- イレクター式と比べると高価
- パイプの長さが調節できない
- パイプのみでは作れない
パイプの規格サイズは60cmの次が90cmなので好みの高さには作れない点に注意。
ネジで木材などに手すりをつけたりするための商品なので、取り付ける為の木材が必要です。
材料と価格
- CAINZアンティークパイプ 直管600mm 598円 3本
- プレート 398円 2本
- L型90度パイプ 248円 2本
- カフェ杉板 2m 1,280円 1本
- 木工用ボンド 110円
材料費は合計3,868円でした。
カフェ杉板はホームセンターコーナンで購入しました。
木材カット用のパネルソーがあるホームセンターなら1カット30円でやってくれるので、わざわざノコギリを使ったりしなくても良いので簡単です。
作り方
直管600mm3本をL型90度で繋ぎコの字型に組み立てます。
ボンドを繋ぎ目に塗ってネジを回して平坦な場所に置いて乾燥させます。(木工用ボンドでOK)
ボンドを使って接着するとグラグラしなくなります。
コの字に組み立てた先端にプレートを取り付けボンドで接着します。
4枚にカットしておいた木材をボンドで接着して一枚の板にします。
乾燥するまで半日以上放置しましょう。
(乾燥するのを待ちながら次の取り付けが可能です。)
鉄パーツを木材の土台に取り付けます。
ネジで止める位置を決めておいて、キリか電動ドリルなどで1cmほどのネジの穴をあけておくとネジが刺さりやすく木が割れにくくなります。
木の板の角が尖っていたら紙やすりで綺麗に整えましょう。
ぶら下がって「コウモリ」のような技ができるようになったら、クッションマットなどを使用すると安心です。
作ってみた感想は電動ドライバーやドリルなどがあったほうが作業が楽かな。穴あけはそこまで大変じゃなかったけど、ネジをとめる時にかなり力が必要だったよ。
鉄棒の運動効果と幼児の成長
うちの娘は1歳6ヶ月になり、周りの子どもの影響で鉄棒にぶら下がるようになりました。
家の中に手作り鉄棒を設置したところ握力や腹筋が強くなり、いままで挑戦しなかった公園の遊具にどんどん登って行くようになりました。
筋力の強化に役立つ
- 握力の強化
- 前腕・上腕の強化
- 腹直筋の強化
- 大腿四頭筋の強化
色々な筋肉を動員して体を動かすので、登る動作や引っ張る動作が強くなります。
鉄棒ができる楽しさを体感できる
幼稚園や保育園では鉄棒の設置してある園も多く4歳くらいから鉄棒に触れる事になります。
鉄棒にぶら下がるのが可能になるのは個人差はあるものの2歳ごろからで、苦手意識を無くせるので身近に鉄棒がある環境作りはオススメです。
うんてい遊びや遊具に登ったりも得意になるので、自信がついて色々な事に挑戦できるようになります。
室内鉄棒を自作するメリット
実際に作ってみて良かった点や、メリットなどについてお話します。
- 低価格
- アレンジしやすい
- 省スペースでコンパクト
- 分解可能
- 軽くて移動に便利
- 処分するのも楽
市販の物はある程度対象年齢が広く設定されているので、どうしてもタフに作られるので大きく、重たくなってしまいます。
その点ぶら下がり程度の小さい子の鉄棒遊びなら手作りでも十分対応してくれます。
室内鉄棒を自作するデメリット
- SGマークや安全保証が無い
手作りで既製品とは違うので使用は自己責任になります。
怪我や事故に繋がらないように、グラグラしてないか・尖った物が近くに無いかなど環境には十分配慮して使用してください。
まとめ
今回は2種類の幼児向け鉄棒の作り方を紹介してみました。
低コストでお手軽に作ってみたい方はイレクターパイプ鉄棒
インテリアを意識したアンティークなデザインならアンティークパイプ鉄棒
市販の鉄棒よりも安く、コンパクトに設置したい方にはオススメです。
他にも幼児向けに手作りの玩具やサービスを紹介していますので御覧ください。